スクール水着ハニー製作記・(その5)

12〜14日目 ファンドでの仕上げ

サフ吹き直前のファンド状態での原型です。
仕上げは400番の紙ヤスリまで仕上げます。

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研磨するとまた細かな凹みが見つかるので、 ちまちまとファンドをへらで刷り込みなるべくきれいに仕上げておきます。
ディテールもすべて入れてしまいます。

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私は細かな部分まですべてファンドで作ってしまうので、 折れやすいところは低粘性瞬着をしみこませたり真鍮線を埋め込んだりして補強しています。

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なお、ファンドは細かいペーパーで磨けばかなりつやが出ますが、 あまり仕上げてしまうとサフの食いつきが悪くなるようですので、 程々にしておいた方がよいようです。

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ファンドは乾燥してもやわらかくて、ぶつけたりすると凹みやすいのですが、 それを利用してディテールや筋彫りをシャープにすることができます。
筋彫りやディテールの境目がだれている時は、ラインに沿ってエッジの鋭くない スパチュラでなぞるように押し込むと削らなくてもきれいに整形できます。
これはいろいろと応用できるので、覚えておくと役に立ちます。

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これらが押し込み整形に使用したスパチュラです。
使用する場所や形状によっていろいろと使い分けています。

これらは今仕上げ中の他の原型に使用しているところですが、このような場所に使用すると、 エッジがはっきりとした仕上がりにすることができます。

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さて、これで一応ファンドでの仕上げが終わりました。
ファンド仕上げの原型はそのままでも真っ白できれいですしディテールも繊細です。
趣味で作っている数ある仕掛品の中には、この上にサフを吹いてしまうと硬い感じになってしまう のがもったいなくてファンド仕上げのままで置いてあるものも少なくなかったりします。
しかしイベント品は別で、すぐにサフ仕上げに移らなくてはなりません。
そこで、次回からは原型製作記第二部「外注への長い道」編に突入しようと思います。

「ファンド原型」編、完。

「外注への長い道」編に、つづく。

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